なんてモヤモヤするマンガなんでしょう(誉め言葉)。
※4巻のレビューはこちら。
舞台は瀬戸内海の『寧島(ねいじま)』。
その寧島に住む中学生の早坂琉花(はやさか るか)が、ある日、海でボロボロの置物を拾いました。
※表紙の女の子が早坂琉花で、奇妙な物体が置物です。
この置物が、このマンガの全て。
早坂琉花が置物をキレイに洗って、祠に納めると、置物が大きくなり、動き出します。
なんだそれ???
動き出す所からもう不思議ですけど、さらに不思議な事に、他人には人間(おじさん)に見えるようで、
早坂琉花の実家が営む民宿に客として宿泊していきます。
だから、なんだよそれ???
早坂琉花も、読者もクエスチョンマークを付けたままの内に話はどんどん進み、早坂琉花の祖母が置物に洗脳され、金持ちになっていくのです。
どうやら置物は、福の神のようなんですが、1巻の冒頭や、時々挿入される寧島の昔話からすると、そうとは言い切れない感じ。
ううむ、どうなるんでしょう。
正直に言って、もうこのマンガはミステリーではありません。
置物をどのような設定にしているか、その内容が気になるだけのマンガです。
これは東野圭吾によくあるパターンですな。
犯人が誰かを当てるのではなく、その手口を最後に明らかにするやり方。
※あくまでも個人の感想です。
でも私の予想はもう決まってます。
早坂琉花が置物を祠に納めたときにお願いした内容、
ここ(寧島)にでっかいアニメイトがたちますように
を実現する為に話が進んでるんですよ。
で、その直前でトラブルが発生し、すべてがおじゃんになるんでしょう。
※あくまでも個人の戯言です。
と、こんな感じで進む、不思議なお話。
ミステリー(仮)好きには絶対おススメです。
ちなみに、大賞は取ってませんが、2017年マンガ大賞7位、2018年マンガ大賞12位と、定評は確立されてます。
以上、マンガ『ゴールデンゴールド』5巻のレビューでした。