2013年とかなり古い映画ですが、とても楽しい作品でした。
観たきっかけはYouTubeの紹介動画。
マジック、と言うか美麗な動画に釣られました。
釣られたクマー。
あらすじ
『フォー・ホースメン』と名乗る4人のマジシャンが、ラスベガス(勿論アメリカ)でのマジックのショーの最中に、フランスの銀行の金庫から320万ユーロを強奪する事件が発生。
それもショーの大勢の観客の前で。
観客は大盛り上がりですが、あんまり豪快過ぎたので、FBIが捜査に乗り出します。
フランスの銀行なので、インターポールまで出てきて大わらわ。
汚いFBI捜査官のディラン・ローズ(マーク・ラファロ)は、4人のマジシャンを追いますが、裏をかかれっぱなし。
全然、逮捕出来なくて、これはもうクビだろうなと心配になる程のヘボさ。
そこに絡んでくるのが元マジシャンの偉そうなサディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)。
現役マジシャンの種明かしで金を稼ぐイヤーな野郎。
ディラン・ローズとサディアス・ブラッドリーは別々に『フォー・ホースメン』を追いかけます。
見どころ
やっぱりマジックですね。
映画の冒頭の20分で魅せるマジックは素晴らしいの一言。
そのせいで、マジシャン達が鮮やかに泥棒し、華麗に逃げ切る映画かと思い込んでました。
逮捕されたマジシャン達との尋問シーンや、逃走シーン。
ニューヨークでのファイナルイベントも素晴らしい。
驚きの連続です。
で、もしかしてCGかな思わせておいて、実写のアクションを盛り込んでくる巧さ。
もうどっちがどっちだか、分からなくなります。
あとは声(声優)。
どうせだからと、この作品は字幕版と吹き替え版の両方で観ました。
これ絶対に吹き替え版の方が面白いです。
フォー・ホースメン、ディラン・ローズとみんな声優さんの方がなり切ってます。
唯一、サディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)だけは、本物の声の方が良いかなって感じしました。
まとめ
まず思うのが、この作品は映画館で観たかったという事。
派手なシーンが多いので、大スクリーンだとさらに感動したでしょう。
そして・・・完全に騙されました。
フォー・ホースメンを操る5人目(ゼロ人目)の存在が謎でした。
途中から、FBIも5人目が誰なのかを気にし始め、映画のポイントになるんですよ。
私も途中から想像していたんですが、これかな、と想像した3人ではなかった。
全く想像しない、想像出来なかった人物・・・
こりゃやられた。
ちょっとおかしいぞ? みたいな部分もありましたが、最初から最後までずっと楽しめました。
マジックの華やかさではなく、騙し合いによる猜疑心とかサスペンスとして捉えたのが良かったかも。
暇な時にでも是非是非どうぞ。
続編、続々編があるようなので、私はそちらも見ます。
以上、映画『グランド・イリュージョン』のレビューでした。