表紙は相変わらず可愛い如月古都ですが内容はまるでサスペンス。
狂気入ってます。
※1巻についてはこちら。
2巻についてはこちら。
主人公はサラリーマンの市川晃介(いちかわ こうすけ)でした。
少なくとも、第1話の時点では。
しかし、途中から興味の対象は完全に如月古都(きさらぎ こと)へ。
そりゃそうですよね。
ストーリーは如月古都の思うように進み、市川晃介は振り回されるだけなんですから。
そして市川晃介を振り回す、もう1人が娘の市川美也(いちかわ みや)。
母親(市川晃介の妻)の死で引きこもりになっちゃうし、なんでも父親のせいにするし、自分をかまってくれないと非難するし、如月古都とは対照的な存在(構ってちゃん)です。
その象徴的なセリフが第27話。
市川晃介と如月古都がデートしていたことを受け入れられず、
変だよ、そんなの・・・
普通じゃないよ
と言うが、それに対し、如月古都は笑顔で
普通って何?
と答えます。
市川美也と如月古都は幼馴染で、小さいころから遊んでいたのに、一生分かり合えない存在と識別された瞬間です。
まあ、家庭の事情が違い過ぎますからね。
と、こんな感情も全て作者の思い通りにコントロールされている証拠なんでしょう。
単行本が出る度に、おじさんと女子高生の禁断の恋愛とかでニュースに取り上げられる本作品。
スリルを味わいたい既婚者の男性に是非オススメしたいです。
俺だったら手を出しちゃうのに、とかブツブツ言いながら読んでください。
1巻を読んだら、もう途中でやめられませんよ。
以上、マンガ『娘の友達』3巻のレビューでした。