マンガ『血の轍』1巻を読みました。
前回の『ハピネス』に続いて押見修造先生の作品です。
単行本は、赤ちゃんを抱きかかえるお母さんが表紙。
この赤ちゃんが、主人公の長部静一(おさべ せいいち)。
同級生たちと楽しく遊び、可愛い女の子に憧れる、普通の中学生です。
そして、このマンガのポイントが、表紙のお母さん。
つまり静一の母親です。
表紙と、最初の数話を読む限りは、とても優しいお母さんですが、静一を溺愛する逸話が出る度、少しづつ違和感が生じてきます。
そして・・・
いきなりの展開に驚きました。
でも、これは書けないので、皆さんが読んで、驚いてほしいです。
連載が始まったばかりですが、ジワジワきてます。
ゆっくりした展開ながらも、ゾクゾクさせるところが、流石、押見先生。
また、可愛い女性や美しい女性を書くのが上手な漫画家はたくさんいますが、さらに、どこか陰を持った女性とか、エロを感じさせる女性となると、押見先生でしょう。
この『血の轍』は、人間の持つ狂気を見せつけてくれそうで、期待してます。
『悪の経典』をお好きな方は是非どうぞ。
以上、マンガ『血の轍』1巻のレビューでした。
2017年09月14日
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