マンガ『ノラと雑草』1巻を読みました。
親から見放された女子高生と、娘を小さいころに亡くした刑事のお話です。
海野詩織(うみの しおり)は母親との二人暮らし。
しかし、母親から完全に見放されており、普段は放置。
そして何かすれば暴力を振るわれるという、底辺な環境で育ちました。
海野詩織がお金を稼ぐために風俗で働いていたところ、警察により摘発を受けてしまいます。
摘発した刑事の一人がが山田肇(やまだ はじめ)警部補。
山田肇は、一人娘が小さいころに死亡しており、海野詩織に娘の影を浮かべて、気にかけるようになります。
そんな二人のお話。
海野詩織は家に居づらくて外泊をするのですが、これがまた怖い。
スマホでつぶやくと、ネットやニュースで見かける『泊め男』が何人か出てきて、海野詩織を家に招いてくれるのですが、当然、代価を求めてきます。
エロ系だったらまだ良い方で、中には、いきなり殺そうとしてくるのもいたりして、ドキドキします。
現実でありそうな、女子高生のお話。
いや、無いかな。
いや、そう思わせるんだから、現実にあるんだろうな。
とにかく、こういうの大好きです。
このような重いストーリーを引き立てるのがクセのある絵柄。
スクリーントーンはほぼ無くて、書き込みも浅め。
ちょっとした背景と、キャラの表情で場面を盛り上げてます。
まるでモノクロ映画を見ているみたい。
前に小説でこんな暗い感じの読んだな、『慟哭』だったか。
と、好き嫌いが別れると思われる『ノラと雑草』。
第1話が『モアイ』で無料で読めますので、お試しどうぞ。
第一話には光が見えない展開なので、鬱な気持ちになる事、請け合いです。
Amazonのおススメに上がっていたのでポチったらとても面白かった。
連載は『モーニングツー』。
月払いの定額で講談社のマンガを読める『コミックデイズ』には、モーニングツーが入っていないのでノーマークでした。
以上、マンガ『ノラと雑草』1巻のレビューでした。
2019年01月07日
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